使い捨てされるアーティストたち

アーティスト活動とはとても険しいもの。安定もないし保険も利かない、ましてや仕事なんてほとんどない。成功したい、だけどどうやるの? 安売りしたくない、だけど対価などあってないものだし。そんな状況でウェブ中心の現代は昔よりもチャンスが近くにありますが……。

abfly 『驚くほど安く』って……。驚くくらいなら適正な額払ってあげてよ RT @moja_co: ひどいねえ RT @dooru3 絵描きをなめてるのかな? http://bit.ly/cUcksK9:50 PM May 10th TweetDeckから12人がリツイート

この日経にアップされた記事、大炎上です。理由は単純で、企業が利益をあげる為にやっていることが道徳観念からはやや逸脱しているからでしょう。

fshin2000 素人に頼んで価格破壊~的な話にプロが過剰反応する構図は、mixiのWeb制作コミュあたりでもよくあること。割と典型的な炎上ネタである。 http://togetter.com/li/20030約14時間前 movatwitterから6人がリツイート

fshin2000 もし学生、ノンプロで代替可能なのであれば、結局、中国などの人件費の安い国に持っていかれる製造業の構図と同じなので、そうならないように自分がなっていくしかないわけなのだが、まぁそういう状況だからこそ感情論として炎上しがちなのである。約14時間前 movatwitterから1人がリツイート

これは、エンジニア視点の意見ですね。間違ってはいないと思います。なにしろ、企業にとってこの場合、デザイナーやイラストレーター、はたまたミュージシャンの演奏/作曲料などは制作費原価に入るわけです。人件費ではないのです。そうすると当然、利益のためには原価を抑えたい。と、そういうわけです。が、これが道徳的な行為と言えるかどうか?ってところですね。

じゃあ、きちんと面倒を見るべきなのか。万に一つあるかどうかわかりませんが、例えばこのイラストにより会社が大成功して、大金が振り込まれたとする。もしくは、保障という名の下に拾ってもらえたとする。この行為が道徳的かどうかというと、それもボクにはわかりませんね。というのも、やっぱり「成長の過程であるから」。子どもにいきなり大金渡したりはしませんよね? やっぱり最初は小額であるべきだと思うんですよ。つまり、はじめてのギャラが高いか安いか、それは本人のその後の努力次第だと思うんですね。

アーティストってのは、どっかで狼じゃないとならない。作品を作るためにギラギラした目や思想を忘れちゃならない。だから、もしPixivなりMyspaceなり経由して芸術関係のお仕事をもらえるチャンスがあったなら、ぜひつかんでください。その代わり、大きなものにするべきだし、存分にアピールした方がいいです。あっ、お金の勉強も少しはしておいた方がいいよ、最低限度の生活を守るためにも。ボクもがんばろうー(笑)。

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  1. […] This post was mentioned on Twitter by ふみへん。. ふみへん。 said: ブログ更新: : 使い捨てされるアーティストたち http://fumihen.info/?p=594 […]

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