学生の頃、当時付き合っていた彼女に言われて深く傷ついた言葉をふと思い出したのですが、今回はそんな暗い思い出を語るわけじゃなくて日本語の曖昧な表現について考察してみたいと思いました。
タイトルの「嫌いじゃない」は『(あなたとは確かに付き合っているが)好きというわけではない。ただし、しゃあ嫌いかと言うと嫌いというわけでもない』というニュアンス。んで、これまたその昔に「英語じゃ、こんな曖昧な表現はしない」なんて話を聞いて15年くらい経ってやっとこさ調べてみた感じ。
例えば、日本語のアンケートでよくある項目って
- 好き
- 嫌いじゃない
- どちらでもない
- 好きじゃない
- 嫌い
の5段階ですよね。
これが英語圏だと7段階になるらしい。
- めっちゃ好き
- だいぶ好き
- 好き
- どちらでもない
- 嫌い
- だいぶ嫌い
- めっちゃ嫌い
more や better, most や bestという表現が当てはまりそう。それでは「嫌いじゃない」という表現はしないのか?というとそうでもないらしい。
ex. It’s not that I dislike yakiniku, but I don’t really eat.
焼肉が嫌いという訳ではないが、あんまり食べない。
曖昧な表現はあまりしない文化なんですかね? 聞かれて返事をする”It’s OK””not bad””Yes and No”とかくらいしか知らなかった僕には目からウロコ。
あとは、比喩表現に驚き。”It’s not my cup of tea”と言うと「好みという訳じゃない」という意味になるとかならないとか。英語、なかなか楽しいもんだね。
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