ボーノ横丁に変わった回転寿司屋があるのは以前より知っていた。しかし、魚の見た目が悪く入ろうという気にはなれなかった。
今日は意を決して扉を開けてみた。
正直なところ、ロゴはなんだか子供騙しだし、職人は見当たらないし、売りがタッチパネルだし。そこそこの客数ではあるけれど前述の通りこれまで避けてきたのだが、なんともまた私は思い違いをしていた。回転寿司はこれでよかったのだ。見映えは悪いが味は上々。確かに、「最高のネタ揃い」と言うだけある。
むしろ、職人を排除し、徹底したオペレートで店を切り盛りする姿勢は潔い。これなんだ、切りかたとか握りかたとかこだわったって仕方がないのだ。それっぽければそれでいいのかもしれない。ホンモノを知らずに散って行く人たちだっている。
悔しいけど音楽も同じかもしれない。それっぽければなんでもいいのだ。ホンモノを進んで聴きたい人なんて一部の研究者だけなのだ。
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