大塚家具の継承問題は株主まで巻き込んでの強烈なイベントになってるね。そしてこの記事、株主さんいいこと言うね。
「親子が対立しているところで家具を買うか。大切なことを忘れている」。
これはホントにそう。
だって、家族や友人の憩いの場とするために家具を置くわけでしょう(まあ、もちろん見栄もあろうが)。
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株主たちは大塚久美子氏の方針を選択したわけだが、こういうパターンの場合は他人の意見を聞くべきではない。ユーザーにとって正しいというよりは株主にとって「自分はこっちに期待感」程度でしかないのだから。
私は正直、どちらの主張も間違っているように思う。商品としてはどちらもあって然るべきなのであって「家具の総合インフラを目指す」くらいのことを言えばよいと思うのだけどね。つまらん主張の対決よりも諸外国のamazonとか国内の中小規模の企業に負けない力をつけることが最優先なのでは?
総合リフォーム対応のひとつとして家具なども取り扱うLIXIL(http://www.lixil.co.jp/)など一見異業種に見える企業も急激に力をつけてきている。B2Cだけでやっていけると本当に思っているのだろうか? 10年先20年先を見据えたとき、B2B、O2O、オムニチャネルリテイリングなど検討するべき課題はたくさんある。バカの私にでも気がつくことなのだから、当然に検討のリストには織り込み済みであることを期待したい。
富も時間も知見も十分にあろうに、こともあろうかこんなつまらないことで時間を浪費するのは本当に程度が低いと言わざるを得ない。
大塚久美子氏は「総会が終わった後は、社内で『ノーサイド』と言っている。水に流し、顧客のために働く本道に戻ることが一番大切だ」と述べているそうだが総会後の勝久氏はどのような面持ちなんだろうね。(http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015032300819&rel=y&g=eco)
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