■http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20091203AT1D0206602122009.html
ユニクロの純利が上昇し続けているという。一部の週刊誌で「デフレの理由〜」とかなんとかいう、言われなき記事が書いてあったが、ホントにユニクロがデフレの理由を作ったのだろうか? 結論からすると違うように思う。
そもそも、ユニクロの最初は「安かろう悪かろう」と言われていたくらいで、発足当時は着ればイジメの対象になるくらい『ダサい服』とされていた。つまり、今の地位に就くまで長い年月をかけて努力してきたのだ。
消費者はバカじゃない。高級ブランドのまやかしには気がついている。だから、そこにお金をかけるくらいだったらもっと違う面を豊かにしようという考え方だ。端的な言い方をするなら、デザインは悪くないし、価格もそこそこ、品質もそこそこ。ユニクロは業界の標準となったのだ。
サービスとは違い、競合がある以上は価格も比較の対象となる。選ぶのはユーザーだ。大多数のユーザーがユニクロを適正だと捉えた。ほかのメーカーに対しては「高い、もしくは安くてもいいデザインがない」と認識した結果がこれなのだろう。この時代に残る企業は間違いなく超優良企業だ。
海外と比べて単価が高い、安いというのはあるだろうが、国にはそれぞれの事情がある。そもそも悪いところといいところを比較しても何も意味はないのだ。
いま苦境のメーカーのほとんどが、自分たちのために高い粗利を設定している。機械工業など、かかる手間を考えると、単価を落とすのは難しい部分があるかもしれない。だがしかし、それよりも商売の本質として、その先にユーザーがあること、手にとって笑顔になってもらうことを忘れないで欲しい。誰のために作っているのか? どうして作るのか? 誰の役に立つのか? 商品とはそういうもの。手にとってもらえるかわからないような商品に仮の値段をつけて売上予算を達成しても仕方がない。お客さんの笑顔のその先に利益があるのだから。
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